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    『痛風二十二年物語』二十七話

    • 2017.03.31 Friday
    • 22:01

    『痛風二十二年物語』二十七話

     “ひさびさの風呂に入る”にじ拍手

     

    妙な言い方だが入院生活も慣れ、

    自由にならない身体を除けば、特に文句はなかった。

    今朝方の検温で、看護師が言った。

    「小林さん、今日からお風呂に入ってもいいですよ

    「風呂!あ・・・そうですか、何時頃・・・?」

    空いている時間を知らせてくれるとのことだった。

    2日前、車椅子で洗髪所へ行き洗髪はしてくれたが、

    しばし忘れかけていた風呂だった。

     

    この日も昼ごろ、家内が来てくれた。

    風呂のことを伝えると、

    「あら、良かったわね。」

    「でも、大丈夫 ?」とほほ笑んだ。

    「あら、隣の人 退院したの?」

    整然としたベッドがそこにあった。

    「ああ、足の方は問題なかったみたいだよ。」

    「午前中、恋人だか姉さんだかが来てね・・・」

    「そう、良かったわね。」

    抗生剤の点滴で経過観察だった彼は、ひょっとして、

    私たち夫婦共通の悲しい記憶を呼び起こすものだった。

    家内の姪っ子が脛(すね)の痛みを訴え、骨肉腫と診断され入院した。

    数年の闘病後、わずか十五年余りの命だった。

     

    さてその日の三時ごろ、私は小声で鼻歌を歌っていたよ。

    実に身も心も洗われるとは、この事だ。

    たたみ四畳ほどのスペースの奥に広めのバスタブがあり、

    トイレも付いていた。

    手摺もあり湯船につかるのにさほど苦労はなかった。

     

    入浴が終わったら、ドア横のブザーを押してナースセンタへ

    知らすのが決まりだった。

     

    ― 続きは今度。よかったらまた読んで下さい。―

     

           どんどん 歩けるように なるから ・・・ サア 拍手拍手拍手拍手拍手 拍手拍手 拍手

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                   い い 汗 か い て る よ

     

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