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    『痛風二十二年物語』二十六話 “二十二年前の回顧その2”

    • 2017.01.13 Friday
    • 16:59

    『痛風二十二年物語』二十六話

    “二十二年前の回顧その2”あめ

    JUGEMテーマ:こころ

    我が家が長年お世話になっている、

    青木町の大先生の診断は、やはり痛風だった。

    採血した血の検査結果は、五日後だったが、ほぼ間違えないようだった。

    その日、痛みをとるための錠剤と湿布薬を処方してくれた。

    錠剤は、ステロイド系の鎮痛剤だった。

    痛みが治まったらこれを止め、痛風の治療に切り替えるとのことだった。

    そしてこの日から、この錠剤と細く長い付き合いが、

    始まるとは 知るはずもなかった。

     

    発作から三日後、私は会社の喫煙場所にいった。

    多少むくみと痛みがあるため、社内ではスリッパを履いていた。

    同僚との話題は、もっぱら痛風だった。

    発作の日の事を、自慢げに話している自分が可笑しかった。

    「それで、もう痛くないのか・・・」

    私の足元を見て、同僚がけげんそうに聞いた。

    「ああ、まだ少し痛みはあるが・・・・・」

    実際、処方された錠剤を飲んで、ほとんど痛みは消えていた。

    一体あの時の悪夢は、何処へいった・・・。

     

    ビルの谷間がオレンジ色に輝く頃、疲れも出てか、

    薬指付け根の裏側当たりがしくしく疼いた。

    それでも仕事が終われば、その日の締めくくりに同僚と酒を飲んだ。

    手羽先開きの塩焼きとイカ納豆で飲むビールは最高の褒美だった。

    酒が入れば、多少の痛みなど忘れてしまう。

    まさに『 喉元過ぎれば・・・』であった。

    また、はっきりとした痛みがあれば、

    例の錠剤は 魔法のようによく効いた。

     

    ― 続きは今度。よかったらまた読んで下さい。

    夕暮れ 時・・・ 

                     我が街の夕暮れ時 

     

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