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    『痛風二十二年物語』二十二話

    • 2015.10.04 Sunday
    • 17:16
    JUGEMテーマ:こころ
     

    『痛風二十二年物語』二十二話

    家内は太いおさげの女学生

     

    5/15 (金曜日) 

    私のウォーキングコースは、山あり坂ありだが、

    その中盤、横浜駅西口へ真直ぐ下る国道にでる。

    その下り坂の途中に、ある女学校の正門があるんだ。

    四時頃ともなると、濃紺のハイソックスに制服姿の生徒たちが、

    幾つもの群れを作って門を下り、

    歩道を西口へ向かって下校が始まる。

    ガヤガヤ、サワサワ・・・

    みんな色々をお喋りしながら、笑顔がたえない。

     

    実は、遠い遠い昔、今から四十五年前、

    この群れの中に、私の家内がいたんだよ。

    太いおさげに、くっきり笑窪

    太めの眉毛に円らな瞳。少々おやせだが、

    とても美しい女学生だった。

    今、彼女達を横目に、家内の遠いその頃を思い浮かべながら、

    ウォーキングしていると、楽しかった。

     

    ウォーキングは、こうしたことも要素にいれた、

    コース選択が面白いし、飽きないのではないだろうか。

    家内の実家は 川崎だったが、横浜のこの女学校へ通っていたのも、

    何かの縁があったのだろう。

    体力に合ったコース取りが、たまたま家内が通った母校の正門前を

    通過するルートになっていた。

     

    遠い遠い昔、誰も知らないその風景の中に、

    家内の声を 聞いた・・・。

     

    ― 続きは今度。よかったらまた読んで下さい。―
                 

            街角 の ブーケ
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